03/1/2011
“日本のメーカーにiPhoneに対抗するケータイが作れない原因はいろいろとあるが、もっとも致命的なのは「ターゲットにしている市場が小さすぎる」ことにある。こんな状況では、ソフトウェアの開発に莫大な資金を費やすことは到底無理だし、部材の調達コストもAppleやSamsungよりもはるかに高くなる。
分かりやすく言えば、「世界を相手に巨大なビジネスをしているハリウッドには、日本市場だけをターゲットにしている日本の映画業界は予算面だけ見てもかなうわけがない」のと全く同じ状況が日本のケータイ業界に起こっているのである。
ということで、再度繰り返すが、日本のケータイ・メーカーがこんな状況になってしまったのは、独自規格のためなんかではなく、ドコモからの「調達」という甘い蜜に飼いならされた日本のメーカーの経営陣が、2000年代の前半にリスク覚悟で海外に本気で進出する、という戦略を取らなかった・取れなかったことにある。言い換えれば、ケータイがガラパゴス化したから負けたのではなく、メーカーの経営陣が(肉食獣のいない島国で)ガラパゴス化したから負けたのである。
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